高血圧性脳症にご注意を

高血圧性脳症の疑いがある男性

脳症?と疑問に思う方もいるでしょう。高血圧性脳症は血圧の上昇に伴い様々な症状が現れます。それらは高血圧の症状によく似ています。高血圧性脳症とは一体どのような病気なのでしょうか?

高血圧性脳症と血圧の上昇

頭痛は様々な原因によって脳の血管が広がって、神経が刺激されることで発生します。通常は血圧が上昇しても、脳の血流は正常に保たれる機能が備わっているので、脳の血流圧に変化はなく頭痛は起こりません。しかし高血圧の人が頭痛などの症状を訴えるのは、脳内に動脈硬化など異常が起きている可能性があります。脳の血流をコントロールするのに関わっているのは、血液中の二酸化炭素を使って化学的に機能することと、脳の血管の周りの自律神経が作用することです。脳が活発に動くと代謝が進むので、二酸化炭素が濃度が増えます。すると血管は広がって代謝を低下させれば、二酸化炭素の糧が減り血管も収縮して元に戻ります。また自律神経の働きも近年研究されており、自律神経の障害が原因で脳の血流が変化するので、自律神経が脳の血液の流れに深く関わっていることは確かです。脳の血管の中では自律神経が太い血管の調整、二酸化炭素が細い血管を担当しているという説があります。しかし急激に血圧が上昇したり、高血圧が慢性的になると調節機能が作用しないことがあります。人や年齢、持病によって個人差がありますが、収縮期血圧が210mmHg以上、拡張期血圧が120mmHgを超えると、代謝異常を引き起こします。脳に水分が溜まってむくみを起こせば、頭蓋内圧が上昇します。これを高血圧性脳症と言い、急激なタイプでは収縮期血圧が250mmHg以上、拡張期血圧150mmHg以上で発症しやすくなります。頭蓋内圧の上昇によって神経が刺激を受けて痛みますが、早朝に感じることが多いです。放置すれば心臓や腎臓にまで悪影響が及ぶので、病院に行って血圧を下げる治療を始めなければなりません。

高血圧を漢方で何とかしたい

漢方で高血圧をすぐに治すことはできません。漢方ができるのは、高血圧による頭痛や吐き気、動悸などの症状を改善することです。漢方は体質を改善する効果があるので、降圧剤と一緒に服用すれば効果的に血圧を下げることができます。ただし薬を併用する時には必ずリスクが生じるので、降圧剤を処方している医師に漢方もお願いするか、併用が可能かを薬剤師に聞いてから服用します。漢方医学では、冷え性や舌の状態など、症状とは直接関係のない分野からアプローチします。高血圧はストレスや老化の影響で心臓や血管に負担がかかり、体のバランスが崩れていると解釈します。西洋医学のように人為的に血圧をコントロールするものではありません。一種類を服用することで、総合的に体の不調を改善できるので、西洋医学に抵抗があり医薬品の副作用が不安な人に適しています。高血圧の人に処方される漢方は何種類かあります。慢性化した頭痛や肩こりがあれば、釣藤散です。胃腸が弱い人や妊婦、冷え性の人は発疹や食欲不振などの症状が出ることがあるので、自己判断での服用は危険です。黄連解毒湯は高血圧による動悸やめまいだけでなく、更年期障害の治療にも有効です。顔色が赤く、イライラしやすくて落ち着きのない人に処方されます。便秘も伴っている人は、桃核承気湯がおすすめです。他の下剤との併用が禁止されていますが、一般的な医薬品よりも自然な排便が期待できます。便秘の人がトイレで力むと、腹腔内圧力がかかるので血圧が上昇します。また便秘によって腸内環境が悪くなるとインドールなどの有害物質が発生して、自律神経の働きが乱れて血圧を調整できません。よって便秘を治すことも高血圧改善に効果的です。

高血圧を治すストレッチ

高血圧は生活習慣に原因があると推定される本態性高血圧が主なものとなっており、二次性高血圧も含めると日本における成人の40%以上が罹患しているとされています。塩分の多い食事が伝統食となっていることや、生活習慣の欧米化、運動習慣の不足、社会的ストレスの増加など、様々な要因が影響して患者が増加していると考えられており、その予防と治療への取り組みを個人レベルで行うことが要請されている状況があります。その取り組みの方法として減塩食を進めたり、運動習慣をつけたり、禁煙や禁酒などを行っていくという方法が広まっています。その一つとして手軽にできるストレッチは有用な高血圧対策です。ストレッチは運動強度が低いものの、長時間行うことができる有酸素運動であり、子供から老人まで誰もが気軽に行うことができます。そのため、基本的な運動習慣として取り入れるのに適しており、それによって体質改善を期待することができるでしょう。一方、ストレッチそのものによる効果として、身体の各部の血行を促進する効果があります。筋肉をのばして凝りをほぐすことにより、萎縮していた血管が拡張されたり、細かな刺激によって血流が工場s地ありする効果が得られるからです。全身のストレッチを行うことによってそういった効果が期待できるでしょう。一方、簡単な背伸びを行ったりする習慣を日常的に取り入れていくだけでも高血圧を治すことにつながります。一度にまとめて行うよりも、日常的に血行をよくすることによって無駄な水分貯留などがなくなるからです。むくみの改善にもつながることから積極的に取り入れるとよい高血圧改善のための習慣として記憶に値するものとなっています。