高血圧や狭心症に効くアダラートの歴史は深く、1966年にドイツでニフェジピンが発見されその2年後に研究が始まり、1975年にアダラートカプセルとしてドイツで発売されました。翌年には日本でも発売されました。そんなアダラートについて紹介します。

神経を介した眼と高血圧の関係とアダラートの必要性

高血圧になるとアダラートを服用して血圧を正常な範囲まで下げるのが一般的な治療として行われています。高血圧患者の中には自覚症状がないのにわざわざ血圧を下げる意味があるのかと疑問に思う人も少なくありません。動脈硬化などの合併症を経て脳卒中や心筋梗塞が起こりやすいと説明しても、なかなか実感が湧かない患者も大勢います。しかし、眼に支障が生じると知ると懸念を示す人もいるのが実情です。眼が見えなくなるともなると生活に支障が生じるのは明らかであり、アダラートを飲んで血圧管理をしなければならないと感じやすくなります
高血圧の原因として中枢神経系に原因がある場合はしばしばあります。ストレスが原因で交感神経系が亢進してしまっていると、血管収縮が引き起こされて血圧は高くなるのです。眼の働きもまた神経によって制御されているため、その影響は必ず眼に波及します。眼にある毛細血管も収縮を起こしますが、もともと細い血管がさらに収縮すると抵抗値が高くなってしまい、血管破裂が起こったり、血流が滞ったりすることが多くなるのです。その影響として、高血圧網膜症と呼ばれる浮腫の一種ができてしまうのは比較的多い症状として知られています。それ自体には自覚症状がない場合もあるものの、眼は着実に酸素と栄養不足にさいなまれるようになり、新たな血管を作り出すでしょう。その新しい血管は未成熟で破れてしまいやすく、出血を促進してしまい、ひどい場合には網膜剥離の原因ともなるのです。
このような形で血管の働きが神経で制御されているからこそ、高血圧の際には血圧管理をすることが大切になります。眼を正常に保つためにもアダラートの服用は欠かせないのです